原油価格は3日連続の下落を終える
これに伴い、2024年7月の北海ブレント原油先物価格は58米セント(0.7%相当)上昇し、1バレル当たり84.02米ドルとなった。 2024年6月渡しの米国産軽質スイート原油(WTI)価格も0.7%(53米セント)上昇し、1バレル当たり79.53ドルとなった。
専門家らは、WTI原油価格が1バレル79ドルを下回れば、米国が戦略備蓄を補充するために購入するとの憶測が原油市場を支えていると述べた。
米国は、2022年に歴史的な緊急売却を行った後、戦略石油備蓄(SPR)を補充することを目指していると述べた。世界最大の石油消費国は、1バレル79ドル以下での購入を望んでいる。
しかし、原油は米国の原油在庫の予想外の増加により引き続き圧迫された。さらに、イスラエルとハマスの間で停戦の可能性の兆候が見られ、中東の供給見通しに関する懸念が和らぎつつある。
米エネルギー情報局(EIA)は、4月26日までの週に米国の石油備蓄が730万バレル増加し、4億6090万バレルになったと発表した。これはロイターの調査でアナリストが110万バレルの減少を予想していたこととは対照的だった。 EIAは、米国の原油在庫が2023年6月以来の高水準にあると発表した。
しかし、石油輸出国機構(OPEC)と主要非OPEC生産国(OPECプラス)による供給削減が継続すれば、価格は下支えされるだろう。
市場調査会社シティ・リサーチのアナリストらは、OPEC+が6月1日に会合を開く2024年後半も減産を継続すると予想している。
しかし、価格が1バレル90~100ドルを超えた場合、OPEC+は減産を制限し、原油価格に「緩やかな」上限を設ける可能性がある。 金価格はFRB会合後も上昇を続ける
米連邦準備制度理事会(FRB)が予想通り政策金利を据え置き、引き続き利下げに傾いていると述べたことを受け、アジアの金価格は5月2日に2営業日連続で上昇した。
これに伴い、金価格は前日の取引で1%以上上昇した後、0.3%上昇して1オンス当たり2,325.02ドルとなった。米国の金先物も1%上昇し、1オンス当たり2,334.40ドルとなった。
今回のセッションでは、金価格を動かす主な要因は、FRBの潜在的な利下げ動向に関するシグナルと、米国の非農業部門雇用統計(現地時間5月3日に発表予定)を巡る予測です。
会合後、FRBのジェローム・パウエル議長は中央銀行の慎重な姿勢を明確にした。同氏はまた、今後の金利調整は経済指標次第だと強調した。
金融コンサルタント会社シティ・インデックスの上級アナリスト、マット・シンプソン氏は、FRBがさらなる利上げを控える姿勢を示したことで、金価格が1オンス当たり2,300ドルを超えたと指摘した。
金価格の動向は、近々発表される米国の非農業部門雇用統計の影響を受けると予想される。
アナリストは、予想よりも弱い報告が金価格をさらに支え、2024年の残りの期間、金価格は1オンスあたり2,000ドルを超える水準を維持する可能性があると予測している。金は1オンスあたり2,500ドルを超える可能性もある。
ベトナムでは、5月2日の終わりに、サイゴンジュエリーカンパニーがSJC金の価格を1タエルあたり8290万~8510万ベトナムドン(売買価格)で発表した。 アジア株はまちまち
投資家が週半ばの休暇から戻ったため、5月2日のアジア株式市場はまちまちだった。
中国では、投資家らが市場の最近の上昇を8日連続に伸ばしたことから、香港株が上昇した。この上昇は、美団点火やJD.comなど中国のハイテク大手の株価急騰によって促進された。
ハンセン指数は2.50%(444.10ポイント相当)上昇し、18,207.13ポイントで取引を終えた。
中国本土の市場は祝日のため休場
シドニー、ウェリントン、ムンバイ、バンコクの市場も上昇傾向にあった。しかし、ソウル、シンガポール、台北、マニラ、ジャカルタの市場は下落した。
日本株も投資家の慎重な心理から下落して取引を終えた。円高により今週2度目となる政府介入の憶測が高まった。東京市場の日経平均株価は0.10%(37.98ポイント)下落し、38,236.07ポイントで取引を終えた。
国内市場では、5月2日の取引終了時点でVN指数は6.84ポイント(0.57%)上昇し、1,216.36ポイントとなった。 HNX指数は0.67ポイント(0.30%)上昇し、227.49ポイントとなった。 |